食卓の周辺 319号

 

たんぽぽ

2月8日、西原小学校児童と地域の人たちとの交流会に招かれましたので、私は、3年生の「西原校区ひみつ調査隊」発表の部屋を希望しました。「びわの木文庫」調査の発表もあり、いろいろ質問も寄せられました。この日は、朝から午前中、全校でそれぞれの発表、ふれあいがあっていました。 こんなことがあって、また、新しい子どもたちがびわの木文庫を訪れるようになり嬉しく思っております。3年生のれなちゃんもその一人。一緒に来たともだちが「れなちゃんは本が好きだもん」と言ったとおり、私が勧める本を凄い勢いで2.3冊拾い読みし、その中から『やかまし村の子どもたち』を借り、その後も、「やかまし村シリーズ」を。今回は自分で選んで『ひらがな日記』を借りていきました。3年生でも絵本を借りることが多いので、幼年童話も勧めているところです。

 久し振りにT・K君が一人でやってきました。嬉しかったですね。低学年の頃、お兄ちゃんと二人でよく遊びに来て、リビングや食堂で元気一杯ローラと遊んでいたK君兄弟。文庫に来ても本を借りることはほとんどありませんでした。その後は思い出したように、T君一人でやってきて本を借りていましたが、もう6年生だとか。私は、子どもたちが来ても最初顔を出してちょっとお話しするぐらいで、あとは「ゆっくりしていらっしゃい」と声をかけて文庫の部屋から降りてきます。その日も事務室で仕事をしていましたら、「この本を借りる。」と『炎の騎士クーフリン』を差し出しました。「ああ、こんな本も手に取るようになって」と胸がキューンとなりました。お兄ちゃんは中学3年だとか。T君は前のような元気さはなく物静かでした。

 幼な子とお母さんの数組の常連もボツボツですがいらっしゃって、ゆっくり本を選んでおられます。5歳のゆうまくんは林明子の絵本が大好きで、返したかと思うとすぐ借りるので、『はじめてのおつかい』など2冊買いましたと。この頃は「ひとまねこざるシリーズ」にも夢中だとか。「どんな本が良いでしょうか」と尋ねられて、お母さんが読んであげる本を数冊ご紹介。その中から『エルマーのぼうけん』を選ばれました。毎日少しずつ読んであげられるといいですね。

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 2月20日(土)午前中は、「わらべうたと昔語り」こども教室の今年度最後の日でした。1年間、広渡しずの先生のご指導の下、世話人6名がプログラムを組み、楽しんだわらべうた教室でした。目に見える成果はなくとも、きっと参加した子どもたちの心には残っていると思います。 その日の午後の便で、東京へ発ちました。東京上野の博物館で開催中の国宝「土偶展」の最終日が21日でしたので、ぜひそれを観たいと思ったのです。20日夜は、長男夫婦も来てくれて、娘の家で、娘手作りの鍋料理をみんなで囲みました。豊富な食材は見る見るうちに無くなり、和やかで愉しい一夜でした。

 21日(日)朝、初めて見る国宝「縄文ヴィーナス」、「合掌土偶」、「中空土偶」の3点はいずれも美しく、特に「縄文ヴィーナス」には見惚れました。 清々しい気持ちで会場を出たのは正午。午後は、国立新美術館で開催中の「ルノワール」展を観ようと思い、長男に電話を入れて、上野から美術館までの交通のルートを訊ねました。音声ガイドのある作品を中心にゆっくり鑑賞。ロビーで2時間ほど読書して過ごし、夕方、長男と待ち合わせの渋谷駅へ。交通のルートは全て長男に電話を入れて教えてもらいました。渋谷に着いたら、若者の雑踏に圧倒され突き飛ばされそうでした。長男に付き合ってもらい、谷川賢作さんのコンサートに出掛けました。いい雰囲気のこじんまりしたライブ、初めての体験で新鮮でした。終了後、スペイン坂で夕食。

 22日(月)正午、赤坂見附駅で長男と待ち合わせて銀行の手続きと昼食を共にする。夜は、亡き次男の会社の方々とお食事をご一緒しました。 23日(火)、長谷川等伯展の初日。毎日新聞日曜版で毎週解説を読んでいましたので、予備知識はありましたし、音声ガイドに案内されて、ゆっくり楽しむことが出来ました。印象深い長谷川等伯展でした。 今回の上京の目的は、「土偶展」と「長谷川等伯展」を観ることでした。それに毎日、長男と食事を共にすることができて幸せでした。(横田)

■編集=松元明美・横田幸子