3月1日の日曜日。その日は暖かくてとてもよいお天気でした。14回目の「ぐるんぱお話の会」の日です。会場は、鶴屋百貨店内のくまもと県民交流館パレア。一昨年からゲストとして、私のお話もプログラムに加わりました。
開演時の2時には、「幼い子のためのお話会」の部屋の広い和室は、既に100人程の親子で一杯した。こんなに多いのは初めてのことです。 隣の小さなお部屋では、「小学生以上のためのお話会」がありました。聞き手は、10人程の小学生に大人数人。私はこちらの部屋で、一部と二部の最後に語りました。会員の永田恵子さんが小学生のお子さんとご近所のお子さんをお連れになって聴きに来てくださいました。それに松浦裕さんも田原三容子さんも。最初から最後まで女の子は熱心にお話に聞き入っていました。 その真剣なまなざしに「雪乃ちゃん、お話会のこと書いてくれるかしら?」とお母さんに尋ねましたら、快く引き受けてくださいました。そして、「いつも作文が苦手な上の男の子も書きたいと言って書いています。紙面に余裕がありましたら・・・」と、ありがたいお話。おかげで今号は、一層温かい紙面になりました。
ここで「ぐるんぱお話の会」のことを少しお話しさせてください。構成メンバーは、熊本市東部地区の三つの保育園の保育士さんたちです。15年前のこと、私は東部地区保育園の保育士研修会に招かれ、「お話を語ること」についてお話しをいたしました。ある日、そのときの代表者だった本田ひろみさんから「お話が語れるようになりたい」とお申し出があり、我が家で、月一回のお話の勉強会が始まりました。スタート時のメンバーは六人ぐらいでした。当時、熊本子どもの本の研究会は、毎年、一一月に「おはなしの夕べ」を熊本市立図書館ホールで大々的に行っていました。「おはなしの夕べ」にいらした本田さんは、「私たちもあんなお話会をやりたい」とおっしゃったのです。お勉強会を始めて一年足らず。三月に第一回の発表会をしたとき、私は会場の一番後ろで聴いていて、お話会が終ったときには、緊張で肩がガチガチにこっていました。それから14年、皆さんの熱心さに引っ張られて続いています。
主任保育士のお三人以外はみんな二〇代の若い保育士さんたち。現在、メンバーが一六人に増えたことにより、発表会であるお話会の会場を、今年は二つに分けました。それにより、聞き手のためには、よいプログラムが組めました。そして、彼女たちが語るお話を聴きながら、発表会という晴れの場に臨むための努力が、大きな成長につながっているのを感じています
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一日一冊のペースで本を読もうと思っているのですが、二月は、「子どもゆめ基金」実績報告書のことや、何かと行事が多くて、読めたのは数冊。『ノンちゃん雲にのる』は読み返し、改めて心洗われる思いでした。瀬戸内寂聴が「ぱーぷる」というペンネームで初めて書いた携帯小説『あしたの虹』は、来年度の第4例会で取り上げる一冊ですので、わざわざ購入しました。日曜日の新聞の読書欄で「大岡昇平生誕一〇〇年」が特集してあったのを読んで、『大岡昇平集』を改めて取り出し「野火」を読み返し始めました。数年前、黒部峡谷へ一人旅した折、民宿で読む本がなかったことに気付き、松本城の帰途、古本屋の前の路上に並べてあったのを買い求め、一気に読んだのでした。三〇年前に出版された小さい文字の本ですが、私にとっては、携帯小説より遥かに馴染みやすい文体です。「ゲド戦記」は、五巻目『アースシーの風』を早く読み上げたいと思っています。
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夜になって書き始めたこの原稿、明日は印刷です。先程からローラが「早く寝ようよ」と何度も催促に来て私の膝の上に乗っています。時計の針は十二時を回りました。